作り笑顔は苦手 自然な笑顔で感じの良い人と思われたい
- 2019.01.26
- コミュニケーション 社会の中で上手に生きる
- 好かれる, 笑顔
看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。
新入社員研修で、作っても笑顔、と教わった人もおられる事でしょう。
それを素直に受け止めて、職場でも、お客様にも笑顔で接する事ができて
周囲からもかわいがられる事ができる方は幸せです。
ちょっと意識すれば、笑顔になれる環境である事も恵まれていますし、
教えられた事を、まっすぐに受け止める事ができる性格も
先々まで得をするでしょう。
作り笑顔と言われても、正直な自分の気持と開きがありすぎる。
笑顔を作ってみても、なんだか気持と違和感がある。
本心と違う笑顔なんてかえって失礼なんじゃないか。
そんな気持がグルグルしはじめた人おられるかもしれません。
そんな方は笑顔を作るのは下手です。
どこけで抵抗しているので、その気持ちが表に出てしまいます。
損な性格ですね(笑)
そんな妙に潔癖な方も、裏表のない人、と好かれる事もあります。
それでも、職場のような場所では概ね損をします。
自分が損をするだけならまだしも、職種によっては会社に損をさせてしまうので、
年中、表情や態度で注意を受けているといった状況になりがちです。
働いていくには、ストレスの多い状況を自分で作り出してしまいます。
作り笑顔が苦手な人も
感じが良い人と思われたいという気持はお持ちだと思います。
あなたの潔癖さを大切にしながら、
人に感じが良い人と思われる方法を考えてみたいと思います。
割りばしを加えて笑顔を作る練習をするというお話しではありません。
笑顔への抵抗 本音とはギャップがあっても良い
作り笑顔に抵抗がある方がよくおっしゃるのは
本当の気持と開きがある。
本当に笑顔になれる気持にはなった時は笑顔でいたいけど、
表面だけ取り繕うような事は抵抗がある。
といった事です。
笑顔になれるように気持を整える事については
おいおいお話しをしますが、
まず、この
本当の気持でないので笑顔を作るのに抵抗がある
といったあたりを、ちょっとゆるめられると良いですね。
接客業の女性の方で、お化粧をしないで仕事に行く方は
いらっしゃらないと思います。
自分のお肌は汚いのでお化粧で隠す事は正直でない、
と思う人はいないでしょう。
素肌に自信がないからお化粧をすると言っても良いくらいです。
自分は作り笑顔の人はすぐわかる。
妙に調子が良い人が多くて好きになれないと
思うかもしれません。
それでも、概ね、むっつりしているより、
笑顔でいた方が好感を持たれます。
たとえ頑張って作り笑顔をしているなと思われてもむっつり顔よりはまし。
特に、お客様や付き合いの浅い人には、
笑顔でいるにこした事はありません。
あなたが嫌いな調子の良い人が、
正直なあなたより好かれるのは悔しいと思いませんか。
笑顔になれるかどうかは後にして、
この、見た目は大事、という事は認めてしまった方が
勝ちだと思います。
作り笑顔を嫌う心理
作り笑顔なんて気持が悪い、
あの人の作り笑顔をみるとぞっとする、
といった事は誰にでもある事です。
それでも、そんな気持に捕らわれて、笑顔になれないようなら、
その気持がどこから来ているか、少し考えてみるのも悪い事ではありません。
よくある理由をあげてみました。
ちょっと苦いかもしれませんが、当てはまる所がないかチェックしてみませんか。
世渡り上手への嫉妬
人が人を嫌う気持の奥によくあるのが、
自分がやりたくてもできない事をやっている事
嫉妬のような気持です。
調子よく振る舞って可愛がられている。
自分もそうしたいのだけど、自信がないといった時に、
素直にうらやましいと思える人はまれです。
どちらかというと嫌悪感を感じる人の方が多いのです。
これは誰にでもあるものですから、
恥ずかしいとか
なくさなければならないと思う必要はありません。
ただ、嫌でしかたがない人がいた時に、
もしかしたら、自分もそうなりたいという気持もあるのでは
と思ってみるのも良いかもしれません。
作り笑顔で調子の良い事を言ってかわいがられている人が
嫌でしかたがないなら、
自分もそんな振る舞いがしたいという気持ちが隠れているかもしれないと思ってみる。
そんな振る舞いをしたい気持ちがあるし、
できそうだけどできないでいるかもしれません。
そんな時は
ちょっとだけ真似をしてみるのも良いかもしれません。
上手にできなくても良いのです。
今までどこかでやりたい気持があってもできなかった振る舞いを
やってみる事は人としての幅を広げてくれます。
真似事でもやってみる所までが、一番ハードルが高いです。
踏み出してしまえば、上手になるのは、そんなに難しい事ではありません。
白黒思考
正しいか、間違っているかの両極端の考えしかできない事を言います。
笑顔には、深い所から相手を幸せにする効用がある場合もあれば、
あなたに敵意はもっていませんといった社交辞令的な物もあります。
笑顔は、心からの物でなければならない!!とか、
あなたの笑顔は本心からでないので、間違いだ!!とか思う必要はないのです。
まずは、感じ良く振る舞ってみよう。
その方が、先々まで良さそうだ、と思うと
笑顔になる事への抵抗は減ってきます。
人間関係への過剰な期待
人への深い純粋な関係を求める思いが強すぎると、
逆に表面的な振る舞いを軽視する場合があります。
表面的な笑顔なんて問題じゃない、
もっと本当に誠実なかかわりがあるはずだ、といった考えです。
そんな方には、パジャマで外出はしないでしょう、とお話しする事があります。
笑顔は本心からの物とは限りません。
スマイルゼロ円。
ある意味売り物です。
しかし、だからこそ、表面が大切な時もあるのです。
特に、仕事上での関係などはそんなものです。
上司やお客様、同僚だって、感じの良い人が好きです。
深い会話だけが人間関係ではありません。
仕事上のトラブルを起こさない事。
客に好かれる事は大切な人間関係です。
浅い付き合いもそれなりに良いものなので大事にしたいと思うかどうかは、
最後は自分次第になりますが、
特に公的は場で軽視しない方が良いとはお伝えしておきたいと思います。
自然な笑顔になる方法
作り笑顔が苦手な人、
作ってでも笑顔でいる事に今一つ抵抗がある人が、
自然な笑顔になれる簡単な方法は、
そんな自分を自分で認めてなだめてやる事です。
私ってこんななんだから、しかたがないでしょう!と強がるのではありません。
損な性格だな、子供っぽいと言われてもしかたがないかもしれない。
それでも、調子が良いだけの人間にもなりたくない。
まあこんな私が私なんだからしかたがない。
自分の中の小さな自分をよしよししてやるのです。
いじけている小さな子供が機嫌を直すように、
自分の中の小さな自分が笑顔になっていきます。
笑顔は作る物じゃない、
心からの笑顔でなければ笑顔なんて無意味だと突っ張る事も
頑なで大人げないような気もする。
それでも作ってでも作り笑顔で調子よく振る舞う事が
すべてでもない。
そんな事が腑に落ちてくると、自分に余裕が出てきます。
自分にも、まわりにも心地よい距離の取り方や
感じが良いと思われる振る舞い方が自然に身についていきます。
時にはこれまでの自分を振り返って
ほろ苦い思いになる事もあるかもしれませんが、
不要な生き辛さは目に見えて減っていく事と思います。
笑顔を作る練習はほとんど必要ありません。
自分もまわりも大事に思えると、
誰でも自然な笑顔になれるものです。
作り笑顔が苦手な人に私ができる事
笑顔になる事への抵抗を緩めて、自然な笑顔で周囲とうまくやっていけるようになるお手伝い。
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