仕事に自信があるのに 職場での評価が低い どうしたら認められるか
- 2019.01.22
- 社会の中で上手に生きる
看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。
人並みに働いているつもりなのだが、どうも仕事の評価が低い。
同期に先を越された。
そんなに、出世出世と思っているわけではないとはいえ面白くない。
転職も考えるが、決定的になるほどの事はない。
そんなに毎日の仕事が大変なわけではない。
能力や適性もまずまず。
人並み、中の上くらいの事はできていると思う。
やる気がないわけではなかったが、
この頃は惰性で仕事に言って、
一通りの事をして帰ってくる毎日。
こんな事で良いのかな、と思っている。
そんな方は珍しくないと思います。
頑張って頑張って、空回りしてしまうとか
求められている事が多くてストレスで潰されそう
というお話しに比べると健康な気もするのですが、
長い時間をすごす職場なのだから、
もう少し、意欲的にすごしたい、という思いにも同意できます。
気づかない間に、自分の評価を下げてしまう事をしているなら残念です。
ちょっと気をつけてもらうと違ってくる事を上げてみました。
給料をもらっている部分をしっかりやる
仕事熱心な人で、認められない人に時々みかけるタイプに、
仕事のようで仕事でない事に時間を割いている方がおられます。
指示されていないのに、
仕事に関連する資料を集めたり、
データーを残す事に時間を割いているといった方。
これはNG、評価が下がる事につながります。
看護師なら、自分が気になる患者さんと話し込んでしまう。
悩みを親身に聴いて業務が後になるといった人です。
やっている事が間違っているわけではありません。
やるに越した事はない事かもしれません。
それでも、そこに気持がいって、
通常の業務をまわりがフォローしているようでは、
仕事としての評価は下がります。
むしろ、余分な事をやらないで業務に集中して
手がまわらなくて仕事が残る方がマシかもしれません。
周囲がそう評価する事が多いのはしかたがない事だと思います。
夜間の大学に行くと、残業もしないとまわらない職場で定時退社をする人。
大学で学んでいたのは、業務に関連する事。
上にも話は通してあったのですが、忙しくなってくると総スカンでした。
厳しいというか、味気ない話になるのですが、
こんな方は、なんの為に雇われたかは考え治した方が良いと思います。
会社が、給料を出してあなたの時間と能力を買い取った、と考えると、
まずやらなければならない事は見えてきます。
職場で問題意識が大切、と言われる事もあるでしょうが、
それは、仕事をよりよく回していく為の問題意識です。
事の本質は何かといった意識はとりあえず脇に置く。
業務でフォローしてもらったり、小さなトラブルを起こしている時点で
いくら事の本質に乗っ取って、立派な事を語っても人はついてきません。
仕事の段取りを変えない
こうした方が良いだろうという事が目についても、
とにかく、決められた手順でやる事も大切です。
特に、新しい職場に入って半年やそこらは
それを順守する。
自分がまかされて、誰にも影響を与えないと思った時は、
こっそり自分のやり方を採用しても良いかもしれませんが、
少しでも前後に影響がある時は禁忌です。
これもやり方の良し悪しではないのです。
もし、変えていきたい時は、
それなりの手続きを踏まなければなりません。
上司に相談するとか、職場会議の議題にするとかです。
一つの事が決まってくるまでには経過があります。
あるやり方でうまく行かなかったから、違う方法をやってみる。
そんな繰り返しで、仕事の手順は作られていきます。
ある場面だけをみれば効率的にみえるやり方で、
昔、事故があったといった事があるのです。
この方が早く片づきそうだと勝手なやり方でやって、
同じ間違いをしてしまったら、個人で責任がとれないかもしれません。
仕事の進捗を明らかにする
うまくいっていても、仕事が滞っていても
どこまでできているかといった進捗が
まわりに見えている事も大切です。
一日単位。
もっと言えば、お昼の休憩の前後でもそうですし、
一つのプロジェクトといった単位でも同じです。
ここまでできているとわかれば、
上司や周囲も安心できます。
必要な時は、フォローに入ってくれます。
一人で抱えて、
大変だ、大変だと言う人はいい迷惑です。
こんな事は、
ご本人が気をつける事も大切なのですが、
教育担当の先輩や、上司が丁寧に教えれば良いと思いますが、
それをやってくれる職場はあまりありません。
マイペースでは困るよ、とか
報連相が大切といった一般論のお説教は役にたちません。
あなたのこんな行動が周囲にこんな影響を及ぼしている。
こう動く事で、チーム全体が助かるといった事が、
一点でも腑に落ちれば、それからの働き方が変わってきます。
上の方には、ちょっと気を配っていただきたい所です。
客とトラブルを起こさない
どんな人ともうまくやれるに越した事はないと思います。
ただ、クレーマーと言われる人は実際には居ます。
通常のサービスでは満足しない。
やった方が良いかもしれないけれど、通常そこまで求めない事を求める人。
そんな人は、職場全体が知っています。
上手に対応できなくても、そんなものだと見てくれます。
上司が下手な対応をしたと怒っても、同僚は同情してくれます。
ただ、自分がクレーマーばかりにあたる、といった方は、
自分の言動を見直した方が良いかもしれません。
ちょっと気を配って欲しい事を
あからさまに過剰なサービスはしないという態度が見えると
人はいわずもがなの事を言いたくなったりします。
同僚に意地が悪くても、客や上司とうまくやれる人の方が会社の評価は高いものです。
これは理不尽に思う事もあるでしょうが、雇用されている事を思いかえせばあたり前かもしれません。
たかが契約 されど契約
仕事は契約による関係です。
仕事の出来不出来で人間性を言われる覚えはありません。
ただ、契約を履行しないとなると、評価が低くなる。
最悪、契約解除になるのは、理にかなった事かもしれません。
評価が低いと悩む方は、もともと仕事に意欲的で職場に貢献したい気持を持っています。
契約の部分をきちんとやっていけば、目に見えて評価はあがると思います。
まず、そこをクリアした上で、おいおい自分の力や個性を発揮していくのがお勧めです。
ボトルネックになっている所を探して解除していく事で、相応の評価を受ける事ができるようになるお手伝い。自分に自信をもって明るく仕事をしていく為のサポート
マイペースなスタッフをどう指導して良いかわからないといわれる上司や教育担当の方のご相談にものれます。
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