人生の目的はなんだろう 何をやりたいかわからない その日暮らしは虚しい
- 2019.01.18
- コミュニケーション 自分との対話 自分育て
看護・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。
自分は何がやりたいのかわからない。
人生をかけて何を取り込んででいけば良いのか分からない
というご相談を受ける事があります。
それが虚しいというのは、
贅沢な悩みと言えるかもしれません。
生活に追われている時は、たとえ納得がいかない仕事でも、
やりがいがないから虚しい、とは思わないようです。
虚しい気持がよぎる事はあるのでしょうが、
それに捕らわれる暇がなかったりします。
それでも、何をやりたいかわからない状態が、
生活に追われているより幸せな事だとも言えないように思います。
夢を描いて勉強して社会にでたが、
現実の社会が思い描いていたものと違った時。
意中の人と結婚して、
悪くない関係なんだけど、こんなものかなという気持がよぎる時。
独身貴族で時間もお金も自分の為に使って
やりたい事をやりつくした時。
手塩にかけた子供が巣立った時。
そして、人生の終焉が目に入ってきた時。
何だか、欲しかった物が手に入った時に、
虚しいか気持になるようにも思えます。
それならば、新しく目標を設定して、
仕切り治せばよいのかもしれませんが、現実にはなかなか難しものです。
そんな時、どうやったら良いかを考えてみました。
今に意識を向けてみる
人生の目的
そんなあるかないかわからない物を探す事は
ひとまず脇に置いてみませんか。
長くて一年くらいの単位でやりたい事を考える。
努力して何かを達成する事がすべてではありません。
どこかに出かける計画も良いでしょう。
本当は、夕飯に何を食べよう?みたいな事を、
楽しんで考えられるのが一番良いように思います。
もっと言えば、食べてる最中に
おいしいと思える事。
今ここにある事を大事にできる時は
虚しさが入り込む余地はありません。
先に先に目標を設定してそれを達成する事が大事と考えると
やりたい事が見つからない事は悩みになります。
でも、それが正しいかどうかわかりません。
ビジネスの世界では、都合が良い考えですが、
人の幸せとつながっているかどうかは別だと思います。
かといって今が楽しければ、
それだけで満足できるかはわかりません。
目標に向かっていく事には、その楽しみがあるものです。
それでも、地に足がついていないと、
行きたい方に踏み出す事もできません。
求められる事をする
何がやりたいかわからないなら、
人が自分に求める事を、積極的に受けてやってみるのも良いと思います。
やりたいとか、やりたくないは抜きに。
PTAとか、マンションの管理組合、
親の介護‥
そんな事をやる位なら、これに時間を使うわ、という事が
沸いてくればそれはそれで良し。
無理にとは言いません。
それでも、あまりやりたくない事でも、
必要とされてやってみるといろいろな事が見えてきます。
感謝されていい気分になれるかもしれませんし、
面倒なだけで感謝もされないと腹が立つかもしれません。
どちらも、生々しい今ここの感覚ではないでしょうか?
大事にしていただきたい所です。
生きがいになるとは思えない仕事も
求められている事の1割増しの事をやるつもりやってみると
見える世界が違ってきます。
やりたい事だからとか
生きがいにしようとかでやるわけではありません。
必要だから、必要とされる事に丁寧に応じていく感じです。
人生の目的は幻想?
もっと、気分がかわるワクワクした話を聴きたいかもしれませんね。
それでも、あえてそれには触れません。
多分、そうして気持を切り替えようとして、
空回りをしてよけい辛くなった方が沢山おられると思うからです。
目的があろとなかろうと、
丁寧に生きていく。
振り返った時に、
スカスカでない人生。
しっかり実の詰まった生き方をしてきたと思えた方が良いと思うからです。
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