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ほめられるのが苦手 ほめ上手 ほめられ上手になるコツ

ほめられるのが苦手 ほめ上手 ほめられ上手になるコツ

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子です。

褒められたら、喜んだ方が相手も嬉しい。
理屈ではわかるんだけど、どうもそれがうまくできない。

否定しては、シラッとされたり、たまには露骨に不愉快な顔をされたり。上手に受け取る事ができた方が良いんだろうな、と思うのだが、難しい。

そんな人にも良い所があるんだから、認めてあげたいけど何だか下手な言い方をしているようだ、という方がおられます。そんな方は、自分のほめ方が下手なのではないか?という悩みをお持ちです。

褒められるのが下手な方、褒めるのが下手な方が、かみかっていける所を考えてみました。

ほめられるのが苦手なのはなぜか

褒められるのが苦手なのは、自分が持っている自分像と、相手が言う自分の姿にギャップがある、
とういう、場合が多いようです。

自分が認めている自分を認めてもらって、嬉しくない人はいません。

自分が認めていない自分を褒められると、皮肉のように聞こえる事があります。

容姿でも、仕事の能力でも、性格でも、そのあたりは同じのような気がします。

客観的に理にかなっているか、というより、本人がもっている自分像とマッチしているか、というあたりがポイントになりそうです。

容姿にコンプレックスがある人に、綺麗だね、という言葉が届かないという感じはわかっていただけると思います。
仕事の効率に負い目がある人に、切れるね、と言うのもどんなものかと思います。

たとえ、ある場面で、相手に綺麗を綺麗と思ったり、切れる面をみた。
そこを承認しているのだから、素直に受け取れば良いのに、と思ってもなかなかそうはいきません。

褒められる事全般が苦手な方は、それだけ自分に自信がないのです。

この頃、知られてきた言葉で言えば、自己肯定感が低い方なのです。

ほめ上手になる為に知っておきたい事

褒められるのが、苦手な人を褒めてあげたい、と思うなら、相手がほめて欲しい部分を褒める事です。

容姿は良いとは言えないけれども、笑顔が良い人を褒める時、何と言いますか?

笑顔がかわいい、でも良いのですが、あなたの笑顔が人は人を癒すよ、と少し盛ってあげるのも良いでしょう。

結構、響くと思うのは、
いつも笑顔でいるのは、難しいものだけど、自分の気分ではなく気持の良い表情ができるなんてすごい。

意識するともなく、自分が努力している部分を承認してもらう事は自信につながります。

仕事が遅いけれでも、正確な人であれば、
あなたの仕事は安心できる、と言うのが良いと思います。

効率は悪いけど、頑張っているのはわかる、というのは感心しません。
頑張っているのは、とにかくミスだけはすまいと思っている所です。
ちゃんと、そこを言葉にしてあげるのが良いのです。

ほめられ上手になるコツ

褒められ上手になるのは、褒め上手になるより難しいかもしれません。

自分では、100点ではないので認められない自分を、60点でもOKとするような所が求められる事が多いからです。

褒められるのが下手な人は、相手の持っている自分像と自分が持っている自分像にギャップがあると最初に書きました。
それは、自分のあるべき姿を高く置いて、それに比べて低い自分を描いている事が多いという事でもあります。

褒め言葉を上手に受け取るには、今の自分をこんな自分も悪くないと思えていなくてはなりません。

自分がおとしめているような自分を褒めれれてもうれしくはないからです。

これは理屈で言うのは簡単ですが、結構難しい事です。

難しいようであれば、まず、決まり文句のように、褒め言葉に「ありがとう」と言う事を習慣にする事です。

自分の気持にマッチするしないは置いて、相手が褒めようとしてくれた事に感謝する、と思えば言えるのではないでしょうか。

そんなことまでして、褒め言葉を受け取ってた方が良いのかと思われる方もおられるかもしれません。
これには、やはり、そうした方が良いと申し上げたいと思います。

まず、褒めてくれた人との関係が良くなります。
特別相性が良い人でなくても、自分を認めようとしてくれた人を大事にしておくに越した事はありません。

褒められるという事は、それが社会で承認されている事でもあります。

はっきり物を言うので、人に敬遠されていると思っていた人が、「自分の気持に正直で良いですね」と言われたり、
自分の気持を言えないで、うじうじしていまう自分が嫌な人が、「感情に左右されないで感心です」と言われる事もあります。

褒め言葉としては違和感があるかもしれませんが、ありがとう、と受け取る。

自分が否定していた自分の言動が、必ずしも悪いものでない事を認めてみる。
潔癖、100点を目指すのも良いですが、そんな自分の方が幅がある、とも言えるのではないでしょうか。

少し長いスパンでは、自分をほめながらほめられた事を受け取る事を練習していくのが良いと思います。
それには、特別な事ができなければ、褒められるに値しない、といった気持ちを持たない事です。

仕事であれば、業績にこだわるとたとえ相当な事ができていても、上には上がいます。

寒い時も暑い時も、起きて仕事に行っている自分によくやっているね、と言ってやる事です。
何か成果をあげれば人はほめてくれるかもしれませんが、小さな自分が健気に頑張っている事を褒めてやれるのは自分しかいません。

自分はもっと何かやれる人間だ、そんな事で満足してはいけないと思われるでしょうか?
それでも、まだ足りない、まだ足りないと自分に言われていたら、本来、発揮できる力の発揮できるものではありません。

自分をいたわったり、ねぎらったりする事が習慣になってくると、子供や部下にもパートナーにもできるようになります。
身近な人との人間関係がめだって良くなってきます。

自分がほめたい所を、ほめたいようにほめるでも、かまわないし、
ほめられたい所をほめられた時に喜ぶ事で充分かもしれません。

それでも、ほんの少しの心遣いで、人とのかかわりはずっと豊かな物になります。
相手が褒めよとしてくれた所を受け取るのは、その確実な一歩になります。

関心のある方は、お試しください。

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