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ラインで喧嘩した lineでケンカになりやすい こじれやすいのはなぜ

ラインで喧嘩した lineでケンカになりやすい こじれやすいのはなぜ

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子です。

ラインで喧嘩してしまった。
大切な友人を絶縁した、とか、彼との関係が悪くなった、という話はよく聞きます。

メールでもありますが、ラインやメッセンジャなど、チャット形式の物の方が、トラブルが目立ちます。

ラインで喧嘩になりやすい理由

話言葉、会話でも喧嘩はあるのですが、書き言葉のやりとりにトラブルが多いのは、一つの言葉に乗せている思いが人それぞれ違うからです。

特に、気持に関する言葉は誤解をまねきやすいようです。

対面であれば、「大丈夫?」と言われて、「大丈夫だよ」と答えても、生気がない様子がみてとれれば、聞いた方もそれなりの配慮をします。

哀しいという一言でも、愚痴のレベルから、死を考えているような状況までさまざまです。

話言葉でも誤解で喧嘩になる事はありますが、言葉にならない、言葉の調子や表情などで伝えている事が伝わらないだけに、推測で補う範囲が多くなります。

相手の言葉を、自分の基準で聞いてしまう、という事はおこりがちです。

メールは夜書くな、とか、夜書いたメールは朝読み返して出した方が良いと言われてきました。書き言葉が誤解を生じやすいのは、昔から知られていたので、その場の感情やムードで書かないように注意したものです。

ラインなどの、チャットはその場のやり取りです。会話のように気軽に使える良さの裏には、熟考しないで、誤解を招きやすい事を書いてしまうというリスクがついてきます。

また、読み返せる為、自分の解釈で生じた嫌な気持を反芻するような事になりがちです。

ラインで喧嘩にならない為には

一番、簡単なのは、連絡の手段くらいに割り切る事です。

本来、気持が入ったやりとりには向かない物だと、割り切った方がよさそうです。

そうもいかない、と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。

それなら、誤解を招きやすいツールである事を踏まえて使っていく。

何か、違和感を感じた時は、これは、私の解釈で相手が言いたい事とは違うかもしれない、と思ってみるだけでも、だいぶ違います。
これは、日常の会話でも相手の基準を考えていく事の練習にもなりますから、コミニュケーションの質があがります。

そして、違和感を感じたら、下手に文字のやりとりで深めようとしない事が大切です。
文字には、どうしても限界があります。情報の量が少なく、最初に書いたように推測で埋める部分が多くなるので、拗らせるもとです。

今、電話して良い?と聞いて、会話に切り替える。
対面で会える相手なら、今。日はこの辺にして、明日にでも会おうよ、という事が最善だと思います。

会ってみると、推測に推測を乗せて、イライラしたり、自分を嫌っているのではと邪推していた事が誤解だとわかります。
おもしろいもので、言葉を交わさないうちから、誤解がとけるような事がおこってきます。

一旦、拗らせるとそうはいきません。
会うのも億劫になりますし、会っても、あの言葉はどういう意味、あなたもああ返したじゃない、というやりとりになりがちです。

ラインは便利なものですし、夜中に昼間とは違う文字のやりとりで、話をする楽しさもわからないではありません。
推測も良い方に膨らむと、それ自体が楽しいものです。

上手に使っていっていただければと思います。

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