世渡り上手な人 うらやましい 真似たい ？ あざとい 抵抗がある

心理カウンセラーの渡辺由紀子です。

世渡りのうまい人いますね。
誰にでも愛想が良くて、かわいがられる。
そんなに仕事もできないのに、上にもうけが良い。

羨ましいようにも思うし、何だか調子が良くて好きになれないと思う事もあるのではないでしょうか？

それはそれで良いのです。特に仕事の場では、好きになれない気持ちもあって当然だと思います。

ただ、そんな気持がしょっちゅう浮かんできて、自分が苦しくなってしまう。
人を嫌ってしまう自分も嫌だな、と思うようでしたら、
そこには嫉妬のような感覚も混じっているのかもしれません。

嫉妬が悪いというわけではありません。
ただ、嫉妬してしまう自分が嫌なら、
ちょっと違う方向から、その人を見てみるのも良いかもしれないと思うのです。

世渡りがうまい人を観察して真似てみる

好き嫌いはちょっと置いて、観察するような目でその人をみると、見えてくる物があります。

いつもニコニコしている。
なんだが作り笑いのようで気持が悪いと思う事もあるけれど、
受けが良いのもわからないではない。

嫌われもの上司にも話を併せている。
本音では、決して好きだとは思えないけど、おくびにも出さない。

上も下も上手に持ち上げる。
自分でやればと言いたいような事も、まわりが手を貸してしまう。

うまい事やってるな、と思う反面、上手さが鼻に着くような気持になるかもしれません。

それでも、うまくやっているな、と思うなら、
真似られる所がないか考えながら観察してみる。

自分ならこう言ってしまう所を、こんな言葉で返している。
上手いな！と思ったら、
そのまま、いただいてしまいましょう。

自分で人に受ける態度ってどんなものかな、と思うより早いのです。

こっそり観察して真似るだけです。
頭を下げて教えを請いにいかなければならないわけではありません。

世渡り上手な人とは積極的に仲良くする

世渡り上手な人と仲良くなるのは簡単です。
向こうが誰とでも仲良くやりたいと思っているからです。

特になにも言わなくても仲良くしてくれると思いますが、
もし自分に余裕があったら、笑顔が素敵、とか、誰とでもうまくやれて羨ましいわ、
とか言ってあげると飛び上がって喜びます。

世渡り上手な人は、すごく力量があるとか、人望があるとかいう人とは、
ちょっとちがって自信がない所もあるのです。
だからほめられると本当に嬉しいのです。

人に好かれる人と仲良くしておくと、自分の立場も良くなります。

別に阿る必要はありませんが、仲良くしやすいのですから、
うまくやておくに越した事はありません。

世渡り上手な人の本音をきく

親しくなってきたら、こっそり本音をきいてみましょう。

あの人とうまくやっているようだけど、本当に好きなの？
イヤ、自分も嫌でしかたがないという話になる事もあるでしょうし、
苦笑いされる事もあるでしょう。

どちらにしても、そこには、別に好きではないという本音が読み取れます。

このころには、その人に対して、調子が良いだけの嫌な奴、という気持は薄れている物です。

この人も、あまり好きではない気持をもちながら、
嫌な上司とうまくやっているんだな、と思えてきます。
コイツも頑張っているんだな、といった心境です。

世渡り上手からコツを学ぶ

そんな気持に慣れたら、またこっそりきいてみると良いと思います。

上手にやっているみたいだけど、何かコツがあるの？

世渡り上手な人は、自分が収集した情報を沢山持っています。
いただかない訳にはいきません。

喜んで教えてくれます。

部長は、子供の事を話題にしたくてしかたがないんだ、
ちょっと聞いてやると喜ぶよ、とかいった話をきかせてくれます。
同じ年代の子供がいる人でも、子供で苦労している人もいれば、
子供の事は職場で口にするべきではないと思っている人もいます。
子供のいる人には子供を誉めればうまくいくというわけではないのです。

そんな微妙なニュアンスも含めて把握しているのが、世渡りのうまい人です。

収集した情報は使ってみて、うまくいっただの、難しかっただの報告するとなお親しくなれます。

これであなたも世渡り上手

ここまでお話しすると、このプロセス自体が、
世渡りがうまい人がやっている事と同じだと気づいていただいた方もおられる事でしょう。

相手をよく見る事。
相手とうまくやていこうと思う事。
相手から学ぶ事。
学んだ事を実践して、振替って、さらに良い方法を考えていく事。

上司に対してだと、なんだか要領が良いだけと思えるような事ですが、
お客様にも必要なのではないでしょうか？

本当に世渡りがうまい人は、人に媚びるのが上手なだけではありません。
媚びをうるだけでは、すぐに見抜かれて見捨てられる事を知っています。

相手が本当に大事に思っている事はなにか、
それをこちらから認めて、初めて長く良い関係でいられるのです。

そんな所にたって、積み重ねてきた物から自分が盗む物があっても良いような気がします。

調子が良いだけの嫌な奴も、親しくなてみれば、
何とかどんな人ともうまくやって行こうとしている健気な人なのです。

そこで集めた情報をいただくだけではなく、
情報の取り方もいただいてしまうのが良いのではないでしょか。

職業人としての評価は世渡りが上手いだけで決まるわけではありませんが、
世渡りは上手くやるに越した事はありません。

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