仕事に適性を感じない 仕事が合わない 就職に失敗 転職 退職 の 基準
看護師・心理家カウンセラーの渡辺由紀子です。
仕事が向いていない。仕事に適性がないのではないか?
自分も辛いし、周りにも負担かけているように思い退職や転職も考えるけれども、今の段階で退職を迫られているわけでは無い。
給与や労働環境は結構良いので、もう少しやってみるのもいいかもしれない。条件は申し分ない
といったお話を聞くことがあります。
1度の人生なのですからできれば適性のある仕事で力を発揮して行った方が良いと言う視点もよくわかりますし、一方で居づらいと言うわけでなければ安定した職場でやっていくのがベターだとといった考え方も分かります。
どんな順序でものを考えていけば良いか、何をはっきりさせると良いかと言った事からこの課題をひもといていきたいと思います。
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仕事があっていないとはどんな状況か
仕事の適性とは何でしょうか私は大きく2つの側面があると思います。
1つはその仕事に対して、興味関心がある、簡単に言えばその仕事が好きと言うことです。
もう一回俺はそこで仕事とされていること、いわるる業務をきちんとこなしていくことができるということです。
これはどちらも大切なことで一面がどんなに優れていても、片方の面が欠けていては仕事としてはとても辛いものになります。それなりに関心がある仕事を、仕事として課せられた分、きちんとやっていく事ができる時、仕事に対して、安定した気持を持てます。
仕事が合わないと感じる時は、まず自分がどちらの面に欠けているのだろうと考えてみる事から始めてみましょう。
仕事が好きになれない
一通りの仕事ができて周りからもそれなりの評価を受けているのだけれど仕事が好きになれない。それはそれで悩みではあります。しかし、仕事が合わない、適性がないとはまた別の事です。
人生の長い時間かかわる仕事なのですから、興味がある事に取り組めた方が良いと思います。
それでも、切迫感は少ないのではないでしょうか?今の仕事やりながら本当にやりたい事はなんだろうと考えていく。場合によっては、興味を持てる事は趣味や副業でもいい訳です。
あまり、興味を持てない部署に異動させられたとしたら、そこの仕事の方が、会社に貢献できるとみなされたのかもしれません。仕事の内容に不満を感じても、そう考えると、組織人としては誇らしい事でもあります。
仕事に適性がない
本当に深刻なのはその場の仕事がどうも一人前こなせていないのではないかと思う事です。
毎日出勤して課せられた事は出来ない事もないが、人並み外れて効率がと悪い。
周りの人が当たり前にこなせることを、頑張って何とか人並みの最小限度位やっているものの、年中、急かされたり、叱責されたりしている。
時には、自分なりに、精一杯やっている事に対して、やる気があるのか!!と言われる。
退職を迫られているわけではないが、今のところに置いてもらっているといった状況に屈辱感を感じるという方もいらでっしゃいます。
こんな方は、早めに対策を考えた方が良いと思います。
最初に考えるのは、仕事ができるようになるには、どうしたら良いかという事になるでしょう。
まわりの手助けを上手に受ける事も、助けにはなります。
それでも、適性は努力では補えきれない物があるもの、否定できない所です。
手先が不器用な人に、緻密な手仕事は向きません。
人と関わるのが、怖い人に営業は無理でしょう。
学歴や、入社試験の成績でははかりきれない適性で、合わない部署に配属された辛い思いをしている人は沢山おられます。
そんな方には、仕事その物を変える事も視野に入れていっていただきたいと思います。
ここで、ちょっととまどいを感じた方もおられるかもしれません。
世間では、もっと自分を生かせる仕事があると考える人を煽り、仕事に適性がない人と悩む人には、努力を求める事が一般的かもしれません。
しかし、ここは私なりに、譲れない所です。
適性のない仕事をする弊害
私たちは、物を買う時、少しでも品質の良い物を買おうとします。
同じ値段ならなおの事です。
その人が、どんなに一生懸命に作ったかは、二次的な事。
そこで、選ぶのは知り合いレベルに限られてきます。
企業だって、同じ給与を出すのなら、仕事が効率が良い人を望みます。
これは、良し悪しでは計れない、現実です。
適性がない仕事について、低い扱いを受けていると、だんだん蝕まれていきます。
自分をいう人間を、自分で貶めるようになります。
仕事の効率が悪いだけで、人として価値がないような扱いは、許されてはならないのですが、自分で自分に対してやるようになります。
そうなるくらいなら、仕事に見切りをつけても良いのではないでしょうか?
実際、無理なくできそうな仕事は、給与が安かったり、専門性が低いとみられる事もあるでしょう。
その価値観を手放す事は容易ではありません。
会社の名前や、部署の名前が、日々の仕事で自分を支えている人も珍しくありません。
本当にそれで、自分を支えられているのなら、それもありかもしれません。
それでも、適性のない仕事で、周囲から低く扱われる事はボディブローのように効いてきます。
適性のある仕事は必ずみつかる
世間でいう所の、世間体の良さを、一旦わきにおいて周囲をみていけば、適性のある仕事は必ず見つかります。
何とかこなせる仕事ではありません。
あなたが必要とされる仕事です。
どこでつまずいているかを考える
仕切り治すにあたって、しっかり考えていただきたいのは、自分は何ができなくて、仕事を変わろうとしているのだろう?という事です。
職場環境が悪い時には、新しい仕事を探すにあたって考えるのは、勤務条件ですが、仕事に適性がない場合は仕事その物から考えていかなければなりません。そこをおざなりにすると、同じ事を繰り返します。
苦手な事を、きちんと認めるのは辛い事ですが、その裏にはできる事も見えてきます。
全体の流れをみるのは苦手だが、手元の事に集中してやる事はできる。
即断即決は苦手だけれども、じっくり物を練り上げていく事はできる。
人と直接接する事は苦手だけど、パソコン作業なら全く苦にならない。
このあたりは、訓練では補いがたい物があります。
あえて、苦手な事をやっていく必要はないのではないでしょうか?
異動で対処できれば大事に受ける
転職でも、前の職歴を生かして次を探すのが一般的ですが、仕事に適性がないので、仕事そのものを変えようとするときはそうはいきません。
ただ、逆に、職場をかわる必要は必ずしもないのです。
営業が花形とみられている職場で、営業事務を希望するといった事は、自分に抵抗があってできない事もあるようですが、きちんと「こんな分野の方がお役に立てると思います」と話をすると、案外、歓迎される事もあります。
ここでは人並みの事ができないので、などと、愚にもつかない謙遜はしない事です。
看護師だったら、救急外来とリハビリ科では時間の流れが違います。
一般病院であれば、急性期ができないからリハビリに回されるという雰囲気もないわけではありません。精神科なども、そんな要素はあります。
それでも、速さを求められる事が苦手だと自覚したなら、自分から希望していく事もあって良かったのだと、自分自身を振り返って思います。
苦手だから、できないとは思われたくなかった事で、随分、無理をして、自分を傷つけてきたような気がするのです。
今は、キャリアコンサルタントなどが、就職・転職の相談にのってくれる時代です。
好きや興味もあって良いのですが、適性も充分に吟味して、むりなくこなせる仕事を選んでいただければと思います。
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