イライラする自分への対処法 100%正解を求めない
- 2020.05.01
- ストレスと向き合う メンタルヘルス・セルフケア
今は、新型コロナへの感染の不安や、
生活の不安、自粛へのストレスなどから、
いつもにまして、イライラしている人が多いように思います。
外に出てくるイライラは、
大概、正義の味方の顔をしています。
マスク二枚、税金使って配るなんて怪しからん、という人も
政府が一生延命やっている事にケチをつけるなんて、という人も、
根っこには共通するものがあります。
自分が望む方向に動かない人や状況への、
言葉にならない怒りを抱えています。
ロックダウンしないと、感染は収束しない、
という人と、
自粛なんて言わないで抗体を作ってしまえば良い
という人が、
きちんと討議をしている所をみた事がありません。
それぞれが、自分に都合の良いデーターを提示して、
自分に同調してくれる人を味方につけて、
持論を展開しているだけのように見えます。
それはある意味、しかたがない事かもしれません。
双方とも、
自分の考えやり方ですべてがうまくいくわけではないと知っている。
しかし、そこを認めていたら、
譲れない部分も譲らざる負えなくなる。
こんな時は、正解とは言えないけれども
こっちの方がちょっとマシかもね、
みたいな所で折り合っていくのが、
大人の対応だと思うのですが、
なかなか難しいのは想像できると思います。
色々な事にイライラして、
攻撃的になっていると思う方は、
正義の味方は弱い者いじめはしない、という事を
思い出してください。
こんな状況の中で、
海山に来られるのは、自粛で店をしめている地元の方には、
本当に腹立たしい事だと思います。
それでも手を出したらまずい事はわかる。
溜りに溜まってイライラをもっと弱い者、反撃できない人に向ける。
テイクアウトだけやっている小さな飲食店が
反社会な行動をされているように、
貼り紙されたり、
妊婦さんの里帰り出産が拒否されたり。
正義の味方で弱い者いじめをする時は、
思考は止まっています。
思うようにならない周囲の状況への嫌悪感や怒りに
乗っ取られているような状態。
里帰り出産を拒否すれば、
困るのは妊婦さんだけではありません。
親が上京してウイルスを持ち帰るなどは、
現実的に懸念しておかなければならない事です。
100%安全ではない事を承知しながら、
どこかの時点で陰性であれば受け入れる、など、
まだまだ知恵の絞り用はあるはずです。
イライラする時は、
まず、イライラしている事に気づいて、
イライラする自分も許してやると随分楽になります。
私も正義の味方の顔をした弱い者いじめには
イラッとしますが、
そう感じる自分も認めてやりたいと思います。
そうした方が、
イライラをさらに弱い方に向けたくなる人にも、
余裕を持って接する事ができるような気がするからです。
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