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子供に捨てられた 私だって毒親育ち 親のようになりたくなかった

子供に捨てられた 私だって毒親育ち 親のようになりたくなかった

子供に捨てられるなんていう事があるのか?
こんなにかわいがって、大切に思っているのに・・
子供の側も、それを受け止めて大切にしてくれるから
ウチにはそんな事は絶対に起こらない。

大方の親はそんな気持ちで子どもを育てています。

そうでなければ、子育てという大変な仕事はできません。

それでも、子供に捨てられた感じを持つ親は、
思春期以降の子育てを経験された方の半数以上ではないかと思います。

捨てられたもいろいろ。
毒親呼ばわりして絶縁を言い渡された方から、
学校を出たら地元で就職する約束だったのに、
勝手に都会で就職を決めてしまった、といったものまで。

半分は親の感じ方と言える思います。

同じような状況にあっても、
苦笑いですませる事ができる親もいれば、
泣き崩れて追いすがる親もいます。

そして、悲劇の主人公になってしまう親ほど、
子供との関係を拗らせてしまいがちです。

子供に捨てられるのは御免だ、
そんな思いはしたくない、という方へ、
大人になっていく子供との付き合い方を
考えてみたいと思います。

子供に思うようになって欲しいのは自然な気持ち

子供に捨てられるのは、
子供を思い通りにしたがるからだ、というのは、
ちょっと親子関係の心理を勉強した方には周知の事です。

それでも、子育て、子供を育てる事は労力が必要な事だから、
それなりの見返りは期待してあたり前、という考えもあると思います。

見返りといった所で、
廓に売るとか、家を建ててくれと言うわけではない。

せいぜいが、親の希望する進路を選んで、
親も大事にしてくれる配偶者を選んで、
かわいい孫の顔を見せてくれる事。

それを期待する事もおかしいというなら、
そんな時代背景こそ歪んでいる、
と言いたい気持ちもよくわかります。

一方で、子供は違う人格なのだから、
それを踏まえているのがあたり前。

子供を思うようにしたいなんて、
そもそもおかしい。
専門家の観点からいえば、
こちらの方が正論です。

それでも、親は子どもに何らかの夢や期待を持つのが、
ふつうではないか、と私は思うのです。

親の言うなりになって欲しいというのも
親の願いなら、
自分の意思でしっかり人生を選びとって欲しいと思うのも、
親の願いにかわりはありません。

親は自由に生きていって欲しいと望んでいるけど、
子供の方が依存したがっているという話もあります。

どちらにしても、親は親の思うように
育って欲しいと思っている。

それが、子供の望む方向と噛み合えばラッキーだし、
どんなに正論であっても、
噛み合わないと、
親の思い通りにしたがる毒親と言われる。
それくらいに思っておいた方が良さそうに思います。

親を捨てられない子供の方が深刻

子供に捨てられた、という言葉には、
悲痛な響きがあります。

それでも、本当に深刻なのは、
親を捨てられない子供かもしれません。

家を出ていく力はないのに、
親に暴言暴力がある、といった深刻なケースも
うかがった事があります。

そこまでいかなくても、
30代、40代になっても仕事に就く事ができない
といったお話しはよく聞きます。

いわゆる、中高年の引きこもり、と言われるような状態です。

自立できない子供には、
病気や病気と紙一重の心の脆弱さがあって、
それは、育て方に問題があった為ではないというのが、
大方の専門家の見解です。

それほど深刻な状態でなくても、自分の力で生きる事ができるようになって、
家を出ていくまでには、いろいろな事があります。

親離れしたいのに、自活する力がない時期は、
子供も、親に暴言を吐いてみたりする事もあります。

そんな時期をハラハラしながら見守って、
何とか、自分の足で立って行こうとしている我が子

寂しいには違いありませんが、
一つ役割を果たしきった自分を労いながら、
快く送り出してやりたいものです。

これはあたり前のようであって、
そこに立つのは、案外難しい事のようです。

いつまでの私のかわいい○○ちゃんで居て欲しい、
と思う気持ちはよくわかります。

それでも、よくここまで大きくなってくれた、
しっかり羽ばたいていって欲しい、
と思われる方が、
子供も嬉しいといういう事は、
想像に難くないと思うのですが、いかがでしょうか?

それでも子供に捨てられたくないなら

子供の望みを叶えてやる

そんな事を言われても、
子供が望んでいる事が、
自分を捨てる事。

捨てられる事を叶えるなんて
したくないし、絶対にできない
と思う方もいらっしゃるかもいれません。

子供が望んでいるのは、
親を捨てる事なのでしょうか?

これは言葉のあやのようでいて、
結構、本質的なお話しのような気がします。

絶縁したいような、激しい感情の裏にも、
子供には親を恋い焦がれるような気持ちがあります。

それならば、
そこにある気持ちを汲み取っていく。

望んでいる事象は違っていても、
「私とお母さんは別の人間、
私は私の権限と責任で、
自分の人生を選び取りたい」
「それも、お母さんの子供である事を、
許して欲しい。見捨てないで。」
双方の気持ちが混在しているのが普通です。

大概、両方の気持ちが、
同時には認められない事を知っていて、
相手を罵倒しています。

大丈夫、と言ってやるだけの事なのです。

あなたが、あなたの責任で
自分の人生を選ぶのは当然。
私はそれをもって、
あなたを捨てたりはしない。

捨てているのは親である事を自覚する

これを申し上げて、
理屈ではわかるけど、すごく抵抗があるとおしゃる方は、
案外多いのです。

そんな方には、
子供を捨てている自分に目を向けていただく関わりが必要になってきます。

何だか、子供の気持ちをずれちゃったけど、折り合っていきたい、
と願っている方はここまでお話しすると、
大概、子供をコントロールしようとしすぎた自分を自覚する事ができます。

そんな事を言われても、
一生懸命育てた、自分の事など常に後回しだったのに、
といった思いがあるのは自然な事です。

都合の良い時は宛てにするのに、
なにかと言うと、
「思うようにしようとした。
自分は親の付属品ではない」と
言いたがる子供だってある意味同罪です。

ただ、そんな気持ちに飲まれて、
子供の側の辛さを思いやる余裕もないとしたら、
子供が距離を置きたがるのは無理もないように思います。

そんな方は、あまり急がずに、
そんな自分をねぎらう事から初めていきましょう。

一番近い肉親である親と子が、
捨てた、捨てられた、と言う事は、
どちらがどちらに言っても悲しい事です。

成長した方が歩み寄る

親子が和解していく時、
どちらが、どちらに歩みよっても良いと思います。

ただ、アダルトチルドレン
家族の中で、子供の内から大人の役割を担わされた、
そこに傷つきがあると子供が言っているのなら、
親の側から、至らなかった事は、
言葉にしてやっても良いのかもしれません。

謝罪しろとか、償えというわけではないのです。

子供が望んでいるのだって、
「お母さんだって精一杯だったけど、ゴメンね」
といった言葉以上のものではないように思います。

子供の方から、
「苦労して育ててもらっていたのに、
好き放題を言って悪かった」と言っても良いのです。

ただ、その役割を子供に担わせてしまったら、
また、同じ仕組みで家族関係が回っていきます。
子供の方が大人、親の役割を担う事になるのが、
伝わるでしょうか?

子供にすまない事をしたという思いと、
自分なりにここまでよくやってきたという気持が、
しっかり熟した時に、
さりげなく口にできる、ゴメンね、は
必ず届くものです。

子供の立場も、親の立場も踏んでみて、
母との絶縁の時期も、子供と絶縁の時期も踏んでみて、
今なら、もう少し早くそこに行きつくスベを
お伝えできそうな気がしています。

子供との関係を拗らせてしまいがちなお母さまには、
大概、自分の母親との関係が絡んでいます。

そこを癒しながらの取り組みは時間がかかる事は、
ご承知いただきたいと思います。

それでも、自分がかわっていく事で、
子供との関係を修復したいと思われる方には、
必ず、先がある、という事はもうしあげる事ができます。

よろしければ、下記もお読みください。

毒親カウンセリング 子供との関係を修復する

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