会社を辞めたい 仕事を やめられない 退職を決める前に 考えておく事
- 2018.10.12
- コミュニケーション 社会の中で上手に生きる
会社を辞めたいという気持にもいろいろあります。
体がついていかない、と言った理由から、パワハラで心が壊れそう。
もっと自分にふさわしい仕事があるのではないか。条件が良い職場があるのではないか。
そんな気持が交錯しているのではないでしょうか。
すでに、仕事に行けなくなってしまった、という状況で相談にみえる方もいらっしゃいます。
Contents
仕事を辞めたい!という気持になった時
仕事を辞めたいという気持になった時は、なぜ辞めたいかを、丁寧にみていく事をお勧めしています。
仕事をやめたい理由
仕事が辛い
ネガティブな理由。特に体力的な事が大きな理由の時は、退職もやむをえないと思う事も多いのですが、それでも、協力の求め方でカバーできる面もあります。
仕事がきつい、という話をしているカウンセリングが、仕事で助けを借りられない自分の癖に移行しているといった事は珍しい事ではありません。
人間関係も大きな要素になります。
上司や先輩に、重箱の隅を突くような指摘をされて会社に行けなくなる、といった話は珍しい事ではありません。
これも、よくうかがっていると、誰でもそうなりそうな状況もあれば、ご本人が過敏になっている事がみてとれる事もあります。
状況が大変な人の方が、仕事が辛い、やめたいと感じているとは限らないものです。
何が大変で、どうふるまったらその職場でやっていきやすいか、一回から数回のカウンセリングで見出してくださる方もいらっしゃいます。
それでも、それが難しい方に、心の持ち方しだいですよ、というお説教は意味がありません。
仕事に手を借りる事一つでも、自分の持ち分は自分でやって当然だという雰囲気の職場もあります。
そんな中で、ちょっと手を借りたいという事は、それだけでも勇気がいる事です。
その人の中に、人に手を借りるのは迷惑をかける事になるのでやってはいけない、とか、能力を低くみられるのでやりたくないとかの信念がある場合はなおさらです。
人間関係にしても、ちょっと阿るような言い方も抵抗なく使えて、かわいがられる術を知っている人もいます。取るに足りない指摘をされがちな人は、そのあたりは上手にできていないように思います。
そしてまた、指摘された事に不快さが伝わる表情になってしまうので、よけいターゲットにされる。
仕事の量と、賃金があまりに見合わないという理由で、退職される事はあると思うのですが、上記のような要素がありそうなら、カウンセリングは大きな助けになります。
自分にふさわしい仕事をしたい
今の仕事が辛くてしかたがないわけではないが、こんな仕事を生涯やっていく事を思うと気持が暗くなる、という方もいらっしゃいます。
こんな方は、今の仕事が充分に務まっているのか、吟味してみる事をお勧めします。
シンプルで、誰にもできそうな仕事であっても、やっとやっている人も、何とか務まっている人も、達人もいます。
どんな仕事であっても、達人であれば、職場が放っておきません。大切な役割がまわってきます。
今の職場でその位置にいないなら、ここで認められるような仕事の仕方を志向するのか、より適性のありそうな仕事を探すのか考えてみてください。
職場の人間関係や労働条件で転職される時は、同じ業界で仕事を探す事が多いと思いますが、適性のある仕事と考えると全く違う業界も視野に入ってきます。新しい事をこれから始める事は、適正があったにしても人生の仕切り直しです。それなりの負担はあると覚悟しておく事は必要です。
理由なんてわからないけど、死にたいくらいやめたい
なんで辞めたいのかが言葉にならない方は、本当は休養が必要です。
それなりの保証がある会社であれば、それをフルに使う事です。
病名が付いたら、昇格に響く事が気になる方もおられるでしょうが、死んでは身もふたもありません。
今日もいけない、今日も休ませて欲しいと連絡してその日その日で休むと、制度の上で有給処理にしてくれたにしても、会社の心象は決してよくありません。
診断書をもらって、きちんと休む方が、休まれる方にとっても良いのです。
会社をやめられない理由
仕事なんて、所詮、契約関係。切りたければ切れば良いのだ、と理屈ではわかっても、なかなかそうはいきません。
辞めたいけれど、辞められない方は、やめられない理由を整理しておくのも大事だと思います。
整理してみて、やっぱりやめられないという所に行きつく方も、なんだやめて構わないんだという結論になる方もおられるでしょう。
結論は同じでも、衝動的に物を決めたのとは違います。
経済的な理由
シンプルですが、大切な理由です。
こんな事で、今の辞めたい気持を抑えてはいけないなどと思うのはお勧めできません。
学生のアルバイトなら、親が食べさせてくれるので、小遣いで済むのですが、社会人はそうはいきません。だ
たとえ実家にいても、新しい仕事を探す為の足代まで親がかりとはいかないでしょう。
どれくらいの蓄えがあって、どれくらいなら、無職の状態でもやっていけそうか検討しておく事は必要です。
家族の反対
これも実際的な理由として、よく上がってきます。
別居している親など、生活が別の場合は気にしなくても良いのかもしれませんが、パートナーとの間では、一緒にしっかり検討してみてください。
男性が働き手で、女性が子育てをしているような場合に、問題が前面に出がちですが、経済力があっても、気安く辞められたらかなわないと思う奥さんが普通ではないでしょうか?反対に、妻が、女性は家計をメインに担う必要はないとばかりに、生きがいを主体に仕事をわたり歩くのはパートナシップに影を落とす事があります。
仕事をやめる事は、絶対にタブーだとは思いませんが、決して、衝動的にやって良い事ではありません。慎重に対応される事をお勧めします。
カップルカウンセリングは、離婚まで拗れたケースだけに当てはまるものではありません。
2人で話すと感情が先に立つ、といった方々は検討していただくのも良いと思います。
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