頑張っているのに報われない 認められるには何が足りないか 正当な評価を受けるコツ
- 2019.06.06
- コミュニケーション 社会の中で上手に生きる
看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。
自分はがんばって働いているのに報われない。
頑張りに対して、どうも評価が低いといった方はよくいらっしゃいます。
ちょっと、お話しをきくと、その理由は見えるものです。
ご本人には、理由がわからず、不当な評価を受けているように思っておられる事が多いようでが、たまたま、その人の正解が上の人の目に留まらないといった事はまれで、求められている事と微妙なずれがあったりします。
会社で評価が高くなる事をすべてに優先する事はないのですが、この、なぜ、報われないかという事は、考えておいた方が良いとおもいます。
そのうえで、報われる事を大切にしていくか、ある意味マイペースでのりきっていくかを決めれば良いのです。
Contents
なぜ評価が低いのか
求められている事とずれると評価は下がる
端的に、いってしまえば、評価が低いのは、その場で期待される事に対する成果が出せていないからです。
その場で期待されるとは、正しいとか、立派なとかいった事と重なる事もありますが、別にした方が考えやすいと思います。
仕事で報われたいと思うなら、まず、この相手の望む成果と、自分が頑張っている部分を一致させる事を考えてみる事です。
その為には、その場で何を期待されているかを確認しなければなりません。
知らず知らずのうちに、自分が大切にしたい仕事の周辺の事を、求められている事より優先してやっていくような働き方をしていると仕事の評価としては低くなります。
それも仕事の範疇には入るのだけど、今の時点で仕事として求められている事とずれると頑張りに見合った評価とはいかないものです。
それも仕事の一部だし、大切な事かもしれませんが、そこで、組織や上司が優先すべきとしている事は、確認しておいた方が良いです。
ああ、ここではこんな事が優先されるのだな、と見えてくるまで、まず周囲を見渡してみましょう。
ただ、最終的に、どちらを優先するかは、ご本人しだいだとも言えます。
基本的な業務もこなせないとか、勤怠が悪いわけではないなら、それでも何とかなる事も多いのです。
書類を作る事も、掃除をする事も、コミュニケーションも仕事の範疇。
上司は書類をきっちり整理する事をとても大切にする人で、周囲も手があけばそこに協力して欲しいと思っている。
それでも、自分はお客様と雑談する事も大事な仕事だと思っているので、そのあたりは二の次になってしまう。
こんな時、どんな選択をするのが良いのでしょうか。
反旗を翻すのは、利口なやりかたと思えなくても、できるだけ評価を得られるように動きたいのか、評価は二の次にして自分が大事に思う所をこっそりでも大事にしていくか。
このあたりは、人それそれ違う所なので、どちらが正解とは言えないと思います。
ただ、この記事のテーマが報われない、という事なので、評価を受けたいなら、立場が上の人が望んでいる所に積極的にそっていく事が、大切になってきます、というのが、答えになります。
成果が出にくい隠れた原因 適性
一生懸命仕事をしているし、職場の以降にそって働いているのに、成果を出せない原因の一つに、そもそも、その仕事に向いていない、といった事があります。
病気や障害と言うほどではないけど、不器用な所があって、その部分が仕事で大きな比重を占めている、といった場合です。
適性を努力で補う事は、ある程度は可能ですが、努力して努力して人のスタートラインの仕事ができるといった状態なら、職種を検討する余地はあると思います。
いきなり転職ではなく、部署の異動などで、働きやすい所を希望していくあたりから試みてみるのが良いのではないでしょうか。
せっかく花形の営業に配属されたのに、営業事務を希望するなんて、といった事はあると思いますが、必要とされて周囲から大切にされて働く方に比重をおいて考えるのも悪くありません。
どちらを選ぶかは自分次第です。
評価を脇におくという選択 の 注意点
仕事への意欲まで問われる事がある
そもそも、職場で評価されるかどうかなんて、どうでも良い、としてしまう選択もあります。
競争はそもそも好きではないし、お荷物になって居づらくならない程度の仕事ができれば充分、自分はそんな生き方をしたいというのも悪くないと思います。
ただ、後輩が上司になったり、報酬で差がついたりする事をどれくらい割り切れるかは、考えておいた方が良いかもしれません。
競争が好きではないだけで、日々の仕事に意欲がないわけではない、と思っていても、昇格試験を受けないなどは、仕事への意欲まで低いとみなされかねない事は踏まえておいた方が良いと思います。
短いスパンで上に気に居られるかは、大した事でないにしても、やる気のない人といった目でみられる事は、仕事をつまらない物にしてしまう事のなりかねません。
マイペースも悪くない
逆の視点からみれば、組織の価値基準にふりまわされない生き方は、楽に魅力的かもしれません。
生きがいは、仕事でなければならないと決まっているわけではありません。
その日その日の事は、文句を言われないようにやるが、やれば評価が上がるような事は、どんなに持ち上げられても引き受けないというスタンスもあって良いと思います。
終業後の時間は、家族とすごす、とか、趣味に使う。
そんな時は、趣味は気晴らしより、ちょっと自分の中で、大切にできるものが良いと思います。
どんな生き方であっても、自分で選択して、納得のいくように生きていっていただける事を願っています。
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