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親が結婚に反対 辛い 言うなりになったら悔いが残りそう 踏み切って良いか

親が結婚に反対 辛い 言うなりになったら悔いが残りそう 踏み切って良いか

心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

自分が好きな人と結婚したい、二人の関係は申し分ないのだけど、親に反対されている。

そんなお話は日常的にあります。

親の言いなりになるのは悔いが残りそうだし、かといって、反対を押し切るのもためらいがある、といった所で葛藤しておられる方が多いようです。

どう決める事が正解とは言えないと思いますが、気持を整理するヒントになる事をお伝えしたいと思います。

決めるのは自分である事を自覚する

これは一番大切な事です。

最後に書こうかと思ったのですが、やはり最初に書いておきたいと思います。

決めた結果を人のせいにしないという覚悟を決める事です。

反対されたからあきらめるという選択をした場合、それから良い人に出会えずに年を重ねる事になった時にどんな気持になるでしょうか?
逆に反対を押し切って結婚したがうまくいかない場合もあります。

どちらにしても、結果は自分で背負っていかなければなりません。

反対を押し切る時には、覚悟を自覚せざるおえないと思いますが、親に従う時にも親の意見で自分が決めた事だという覚悟を持つ事ができるか。

従っておけば、気持の上では、反対されたからこうなったのだと人のせいにする余地は残ります。
それでも、親のせいにした所で、結果を背負って生きていくのは自分。

責任は自分にあるというとお説教めいて聞こえるでしょうが、これは抗えない事実です。

それなら、最初に決めるのは自分と腹をくくってしまうのが良さそうです。

「反対された理由」に反論できるかチェックする

ここは細かい所なのですが、大切な事なので注意深く読んでください。

彼の欠点を指摘された時に、良い所もあると言いたい気持は当然の事です。

稼ぎが悪いと言われても、人間的に良い人でそこが好きだ、といった事です。

それでもあえて、反対された理由にフォーカスして、そこに反論できるかを考えてみる。
それを親に言うか言わないかは、後の問題で、まず、自分の中で答えを出すのが先決です。

今は、好きだという事で頭が一杯かもしれませんが、結婚生活になると経済的な事は嫌でもついてきます。

自分にも経済力がある、二人で働けばなんとでもなるというのは、立派な答えです。

女に働かせるなんて、と言われてたら、またそこにフォーカスして反論できるか考えてみる。

そんな事は、自分には全く問題にならないのか、それを考えると彼への思いが冷めた感じになるのか・・

相手の職業の社会的な地位が低いとかいった事も、馬鹿馬鹿しいと言ってしまわないで、親族が集まった時に、自分が堂々と彼を紹介できるかをチェックしてみる事です。

意外にたくましく乗り切っていけそうな自分を自覚できたり、つまらないと切り捨ててしまおうとした事が捨てきれない自分を自覚したりします。
どちらの自分にも正直になる事です。

親の反対には、子供を支配したい、いつまでも自分の物だと思っていたいという身勝手な所もありますが、年齢を重ねた事による知恵もあります。
一旦は耳を傾けた上で、従うかどうかを決めていくのが良いと思います。

理由がない反対こそ要注意

これは他の記事にも書いた事ですが、大切なことですので、ここにも書いておきます。

たまに、理由がないのに反対される事があります。
条件は申し分ないけど、やめておけと言われるような事です。

手元に置いておきたいだけでもないようだけど、反対されるとますます腑に落ちません。一気に事を進めたくなったりします。

こんな時は、恋愛関係にある二人には見えなくなってしまっている相手の問題を親が見抜いているような事があります。
暴力やギャンブル依存などがなど、治りにくい厄介な問題が隠れている事もあります。

言われれば思いあたる事もあると思いますが、全く兆候がないのに、親の感のようなもので見抜いている場合もあります。

こんな事を言われても渦中に居る時は、思いとどまるのは難しいかもしれませんが、話としては知っておいてください。

決断を保留するのも一つの選択

押し切るにしても、あきらめるにしても、決めたら、決めた事に責任を持つ。
当たりまえの事ですが、再度、それを自分の中で確認してください。

絶対に幸せになるのだと決断する感じです。

これは、親に従う事を決めた場合の方が難しいと思います。
どうしても、恨みがましい思いが残りますが、大切な親に余分な心配をかけない、親を大事にする選択をしたのですから、その分、幸せになって良いはずです。

駆け落ちするとか、子供を作って入籍を認めさせるとか、積極的に勧めるつもりはありませんが、方法としてはそんな事もできるのです。そうしないと決めたのは自分です。

そこで迷いが出るようであれば、まだ決断するのは早いと思います。

年単位で保留にするのも一つの選択です。
あいまいな感じを抱えていくのは辛いものですが、パートナーとの関係をチェックする機会にもなります。

時間がたつと変わっていく部分もあります。

まだまだ、もっと良い人が出てくるからと反対していた親が、とにかく結婚してくれと懇願するような事もおこってきます。
しっかりした仕事に着とかお金を貯めるとか、まわりの状況で整えられる部分は整えておくと後がスムーズです。

その間に、相手が他の人と付き合ってその人との結婚を考え始めたといった事は起こりうる事ですが、ある意味、入籍前で良かったのかもしれません。保留にした事が失敗ではないのです。

罪悪感の処理の仕方

親の反対を押し切って二人で暮らし始めた、入籍した。
そんな時は、結婚の喜びだけではありません。

あきらめ半分でも同意して、結婚式に来てもらったような時はまだ良いのですが、一方の親が来ない状態で結婚式を挙げたような場合は罪悪感はついてきます。

ここまで大切に育ててもらったという事を納得している場合はなおの事です。

本当は成人して、経済的にも独立した物が結婚する事に罪悪感を感じる必要はないはずなのですが、いくら自分にそう言い聞かせても否定できない物があります。

そんな時は、親の思いに添えないのは辛いものだね、と自分に言ってやる事が先です。親を大事にしたい気持に変わりはないね、と言ってやるのも良いでしょう。

私は悪くはない、理解しない親が悪いのだ、といくら言い聞かせても収まりが付かなかった気持がそこで収まってきます。

それから、幸せになれば必ず認めてくれるよ、必ず二人で幸せになる、と言う言葉を自分にかけてやる事です。

結婚をめぐる親子の確執は今日明日に解決する事ではありません。
和解まで年単位、時には、10年以上かかる事もあります。

それでも、良い関係に戻りたい気持があるなら、そこに行きつけます。

自分で選び取った人生です。
罪悪感を緩和しながら、確実に幸せな家庭を築いていってください。

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