オンライン カウンセリングはほぼ三日以内の対応が可能です。

嫌われるのが怖い 誰にも嫌われたくない いつも嫌われないか不安になるを緩和するには

嫌われるのが怖い 誰にも嫌われたくない いつも嫌われないか不安になるを緩和するには

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

すべての人に好かれるなんて不可能だと言われているのは、
理屈では、よく理解しているけれどもやはり嫌われるのが怖い
と言う方はたくさんいらっしゃいます。

好かれたいと言うより嫌われたくないといった感じです。
これが高じると人が怖いような感覚が出てきます。

嫌われるという事は相手から敵とみられているということです。
実際に嫌われている場合に加えて、嫌われていると感じる事が多い方は、
いつ攻撃されるか分からないといった気持ちで終始、周囲に構えているような状況です。

いつも、緊張しているので、疲れるはずですが、緊張が強いので、それも感じない事もあります。

嫌われるのが怖い、という感覚は誰の中にも多かれ少なかれあるものです。
極端に人が怖いというのでなければ、病気のようにとらえる事ではありません。

それでも、周囲に対して警戒を解いて接する事ができた方が楽だろうな、と思う方の参考になればと思って書いてみました。

極端に嫌われる事を怖がる癖はどこで付くか

生育歴をたどってみると何かしら、傷つきが思い出される事が多いです。

学校での虐めなどもありますが、もっと幼いころ、
家庭の中でも安心できなかった経験を抱えておられることも多いものです。

これは虐待された、といったこととは限りません。
両親が不和である家庭で育つと、それぞれの親はかわいがってくれても、
両親に仲を取り持つような役割を担ってします事があります。
これは、緊張を強いられるものです。

大切に育てられた方でも、
無条件に受け入れられたのではなく、常に自分の存在に条件がついていると安心できる時がありません。

そうすると、どうしても相手の反応をうかがって、
相手が自分に好感を持ってくれるにはどうするか、を探る癖がついてしまいます。

人に嫌われにくい振る舞い方

すべての人に好かれる事は不可能であると言う考えは至極もっともなものです。
どんなにいい人であってもいい人であることに反発を感じ
八方美人と評価して嫌う人もいます。
人には嫉妬心と言うものがあるので、
自分より優れた人や人間として立派だと思う人を
良い人であるがゆえに嫌うと言う事は珍しいことではありません

それでも嫌われて敵を作らない、といったところであれば
少し意識をすれば可能なようにも思えます。

負けて勝つ

敵を作らないための一番うまい方法は、
先に負けてしまうことではないかと思います。

そんな事はとても惨めでできないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、負けたふりをすると言う事はできるのではないでしょうか?
負けて勝つと言う言葉もあります。

この時大切なのは自分がそう振る舞うことで利益を得ようとしているのだ、
そのための戦略なのだということをしっかり意識しておくことです。
これがないととても惨めな情けないような思いにとらわれがちです。

辣腕の営業マンは客に頭を下げることなど何とも思ってはいないでしょう。

むしろ頭を下げながらそれで相手が思うように動いてくれたときには、
自分のことを誇らしく思うものではないでしょうか。
自分が望む結果を得るために行動をコントロールして
それが成功していることを実感しているからです。

人に嫌われることが怖い、敵を作ることが怖いと言いながら、
相手に対して警戒心をむき出しにしてしまう方は多いものです。
むしろそちらの方の方が普通かもしれません。

頭を下げて縮こまていても、警戒心や敵意は隠せません。
これは、相手の警戒心や敵意を呼び起こします。

むしろ最初に白旗をあげてしまう。
心にもないことを言う必要はありませんが、
職場のお局様に嫌われたくないのでしたら、
教えをこうと言った事はとても効果的です。
たとえ、ほぼわかっていることであっても
こんな風に進めてみたいと思います大丈夫でしょうか?と
お伺いを立ててみたりするのも良いのではないでしょうか。

絶対に話を通さなければならないわけではない事でも
相談すると概ね好感を持ってもらえます。

先に好感を持ってもらう。
これだけの事で、同じ事をしても嫌われる事は激減します。

礼節をわきまえる

人に嫌われないための方法の2番目として挙げておきたいのは、
礼節をわきまえると言うことです。
これは他の記事にも書いてあるのでここでは簡単に触れるだけにしておきます。

上司やお客様でなくても、お客様に近い振る舞い方をしていくことです。

そう言ってもそんなに難しいことを要求しているわけではありません。
挨拶は自分からするといったことや、年下の人であっても、
丁寧な言葉を使うといった程度のことです。

たったこれだけの事なのですが、できない人も多いので、
ちょっとできると評価は格段に上がります。
あまり改まった態度をとると逆にお高くとまっている
といった評価になりがちなので
少し丁寧といったあたりが適切ではないかと思います。

見綺麗にしておくことも大切なことです。
これも特別なことではありません。
女性ならば職場には薄化粧をしていく、男性ならヒゲを剃っておく
TPOに合わせた服装をするといった程度のことです。

ルールを守る

遅刻欠勤をしない事や、決められた手順にそって仕事を進める事。
後は、そのチームでの不文律を尊重する事です。

これは案外、気がつかないで、嫌われてしまう事があります。
大概は、つまらない事なのですが、
お昼の休憩に入るタイミングや、声の掛け方、
退社時の挨拶の仕方みたいな所は周囲をみて学んでください。
ルールを無視すると嫌われます。

明るい笑顔の方が良いとか、仕事はてきぱきやった方が良いとか
好かれる方法を上げればいろいろあるのですが、
基本的に嫌われることをしなければ極端に嫌われる事はありません。

職場の例を書いてきましたが、サークルでも親族でもそのあたりは変わらないと思います。

些細な嫌われる、を気にしない

気づかないうちに嫌われてしまう、という状態は避けた方が楽です。

ただ嫌われることが絶対に悪いわけではないと言うことも
頭の片隅に置いておいても良いのではないでしょうか。

人が自分らしく振る舞おうとすれば必ず異論は出てきます。

ランチの時にどのお店に行くかということを1つでも
毎回毎回相手の顔色を見なければならないような感覚では
人生を楽しむことができません。
時には自分の主張をする、時にはときには相手が喜んでくれることを優先して
相手の主張を受け入れるといったバランスがあることが健康的な状態ではないでしょうか?

この過程の中で、この人は自分と意見が違うと思って
一時的に嫌われることが起こってきます。

「今日はラーメン食べたいと思っていたのに、イタリアンに行きたいなんて言い出して嫌な奴」とか

そんな時の嫌われるは、嫌われるうちに入らないと思える方は健康です。
嫌われたくない気持が強い方が恐れている嫌われるはそんな事です。

それはそんなものだと思うしかないと思います。

ランチにどこに行きたいかを言ってみる、といった事は、自分の気持ちを言う良い練習になります。

子供の頃には親が不機嫌になると存在を脅かされたような気持ちになります。
納得していなくてもごめんなさいを言わされたような経験が積み重なると
まず不機嫌にさせないように振る舞う癖がついてきたりします。
(逆に攻撃的に振る舞ってしまう場合もありますが)

社会生活になってもそんな癖が抜けず、自分の気持を言えない。
もっと言えば自分が何を望んでいるかがよくわからない
といった状態になってしまうこともあります。

知らない間に嫌われてしまうような態度は極力避ける。
言いたいことやりたい方向性等がある場合は、
嫌われることを恐れずに発言し行動していくことができるのが、
理想的な方向性だと思います。

敵を作らないと言うことだけを意識すると、
極端に嫌われる事は無いにしても、
本当に味方になってくれる人もいないといった状況になりがちです。

人当たりが良く嫌な奴ではないけれど何を考えているか分からない
といった評価を受けてしまったりします。
浅い関係しか作ることができず嫌われることもない代わりに
心を割って話合える友人もできない、と言う状況になったりします。

嫌われて敵を作るよりはそんな状況の方が良いと言うのも1つの考え方です。

私も孤立することの怖さがよく知っているので、
知らない間に嫌われたり敵を作ってしまうことがないようにした方が良いと思っています。
ただ、必ずしも、嫌われないということを主眼にする必要はないと思います。

アドラー心理学を紹介した「嫌われる勇気」と言う本が
ベストセラーになったのは数年前の話ですが、
ときには嫌われることもある事は念頭におきながら
自分のことを主張してみるといった勇気を持ってみるのも良いことだと思います。

嫌われないことをメインに置くにしても、
嫌われても構わないと思って、自己主張するにしても、
自分が今どんな結果を得たいからこの行動をするのだと言った事は、
意識にあげておく事はなにより大切な事だと思います。

Follow me!

PAGE TOP